鉄道に近い施工の為に、時間的な制約及び作業制限のある杭引抜工事でした。 作業場所が陸橋上で右側には新幹線、橋の下には普通電車が走行している条件の中で、電車が止まってからしかクレーン作業ができませんでした。 また、作業敷地の幅が約4.5m程度という狭い環境であったと共に、何よりも問題なのが『引抜杭』の位置が、昼間は道路として使用している場所でした。 夜間に道路を片側閉鎖し、作業敷地を拡張してから『アスファルト撤去』『杭撤去作業』『杭穴埋め養生』『撤去場所のアスファルト復旧』『道路両側走行復旧』をとても少ない時間で行わなければなりませんでした。 安全施工を心がけながら、作業時間も守らなければならず大変に困難な現場でしたが施工はもちろん、道路及び線路ともに事故なく杭引抜作業を完工しました。